アメリカの某観光地で貧血?で倒れて救急車で運ばれたときの費用の話

タイトルの通り、やってしまいました・・・

家族で観光地を歩いていて、ちょっとおかしいな・・と立ち止まった瞬間意識を失い救急車で運ばれた話です。長くなったので目次付きです。

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1.倒れたときの状況

腹痛から目の前が暗くなり、マズイ!?と思った瞬間倒れていました。すぐに意識は回復したものの、 自力歩行が困難。しばらく休んでから、ホテルに帰ろうと歩いていたところ2回目の失神。

 

2.救急車を呼ぶまで

しばらくしてポリスが駆け付け、救急車を呼ぶことをオススメされる。アメリカで救急車を呼ぶと、とんでもない額を請求されると聞いていたのでなんとか呼ばずに事を収めたい・・と思っていましたが、ノーチャージだから!みたいなことを言われて”じゃ、じゃあ・・?”と呼ぶことに。ですがしっかり救急車代、請求されてました。(救急車の中で簡単な検査を受けるのはノーチャージで、運ばれると費用が発生するのかは不明??です)

 

3.救急車の中でしたこと

血圧、心電図?、パルスオキシメータ(酸素濃度?と脈拍測るやつ)、点滴(IVというらしい)。Google翻訳で症状、既往症などに関する問診。最後の方は日本語で答える方が面倒なので英語で答えてました😅血圧が低すぎるので病院に搬送されることに。夫には病院の名前が伝えられ、夫と子どもは後から車で病院に来てくれました(約10km離れた場所)。

 

4.病院でしたこと

血圧、心電図、パルスオキシメータ、点滴(2本目)、血液検査、尿検査、レントゲン検査を行いました。大丈夫だから早く帰りたいとアピール。

 

5.病院の会計

病院にいたのは約3時間半。意識が朦朧としながらも、保険のことが気になっていたので、点滴しながら充電残り少ないスマホを使い、保険会社のアプリ経由で連絡→折り返し連絡来ない・・結局会計時に費用が確定していなかったので、デポジットとして約800ドルをクレジットカードで支払い。追加の請求書は後から自宅送付とのこと。

住所を証明するカリフォルニアIDカード、何かのために、とスマホに保存しておいたパスポートのコピーSSNが役に立ちました👍

 

6.保険会社との事後処理

翌日になっても連絡が来ないので電話で保険会社に連絡(アプリ経由は伝わってなかった)。

今後の対応については、アメリカの支店が担当することに。(結局アプリ経由からの折り返し電話は、24時間くらい経過後💦)

2日後・・・アメリカ支店から連絡が来ました。話した内容は

  • 保険金を請求する場所(日本で請求するか、アメリカで請求するかの確認。アメリカにしました)
  • 保険金の支払い方法アメリカ国内に銀行口座を持っていれば、クレジットカードで払った分は、申請後、小切手として郵送される)
  • 請求書は、医者の所属先や検査する機関、病院などバラバラに来ること
  • 追加の請求書は、未払いと書いて保険会社に送れば、保険会社が請求元に連絡を取って調整してくれるので、基本的に支払いは発生しないこと(請求元によっては、一旦立て替えの可能性もアリ)

細かいこと、日本語で全部聞けたので本当に良かった✨

 

4日後・・・保険請求のための書類が自宅に到着

8日後・・・保険請求書類をポストに投函

送った書類は下記5点。

  • 保険金請求書
  • 保険金請求書修正条項承諾書
  • 保険証券(契約証)のコピー
  • オリジナルの領収書
  • 状況や検査内容が書かれていた診断書のようなもの

 

15日後・・・追加の請求書が病院、救急車から到着

17日後・・・請求書に"未払い"と書いて保険会社へ送付

22日後・・・小切手(クレジットカードで支払い済の金額)到着

24日後・・・銀行のアプリで小切手を換金(ユニオンバンクのアプリで小切手を換金する方法は、こちらのサイトを参考にさせていただきました!)

25日後・・・ユニオンバンクのアプリで入金確認

 

さて、これで終わり・・と思ったら続きがありました!

1か月後、さらに医者から追加の請求書が!

同様に保険会社へ報告して、請求書を送付。迅速に対応していただけました

 

ちなみに、、

7.請求書の内訳

病院

検査費用(レントゲンは1回約10万円)、点滴費用もろもろ・・・病院代約3120ドル。

※これでもデポジットで支払った約800ドル、無保険者のディスカウント約5800ドル(合計6600ドル相当)があらかじめ引かれた金額です。

病院だけで約30万、ディスカウントなければ100万円コース・・・😱

 

救急車

A0427・・・緊急輸送レベル1・・・約1100ドル

A0425 ・・・1マイルあたりの輸送費30.31ドル×6(6マイルだったっぽい)・・・約200ドル

救急車代1300ドル。救急車に乗るだけで約10万円超え。

 

医者

エマージェンシー対応(EMERGENCY EVAL&MGMT LVL5)・・・1900ドル

オキシメータ・・・約70ドル

心電図・・・約80ドル

医者代約2000ドル。(これでもディスカウントで60%オフ価格)

ちなみにお医者さんとの会話は”気分はどう?”、”なんで倒れたんだと思う?”(こっちが聞きたい!)”まぁ水分とってしっかり休んで”くらい。

 

トータルで約6420ドル。これ以上の請求はもう・・ないと思う。

 

8.分かったことまとめ

  • 事故・病気発生時の連絡は、アプリでなく電話が一番
  • 家族と連絡が取れるようにしておくべし。身分を証明出来るものは普段から身につけておくと安心。
  • 通常、病院に行く前に保険会社に連絡しなければならないが、救急車で運ばれた場合は保険会社と事後調整次第
  • 保険は大事。

 

結果的には、保険で全てカバー出来たのですが、保険に入ってなかったら・・・!😱😱😱と考えると恐ろしい金額。入院が必要になる骨折や病気だと、さらに高額になるはず・・・💦 救急車に乗るのも、こんな経験も初めてだったのでかなり動揺しましたが、どなたかの参考、心構えになれば幸いです。でも、もう救急車は見たくない😣