アメリカの小学校の新型コロナウィルス対応(我が家バージョン)
3月5日、我が家の住むカリフォルニア州にも新型コロナウィルスに対する非常事態宣言が出されました。
今のところ行動に制限はなく、検査機関の強化、予防方法の周知徹底にとどまっていますが、いつ方針が変わっても対応できるように予測を立て、正確な情報を注視し続けることも必要。※文末に追記あり
子ども達の通っている学校では、保護者向けにメールが送られてきています。
時系列でまとめると
2月初旬・・・コロナウィルスに関する注意喚起
2月中旬・・・インフルエンザに関する注意喚起
2月下旬・・・コロナウィルスが拡大した場合の学校対応について計画を立てている旨お知らせ、予防方法の告知
3月上旬・・・学校のある郡内での感染例はないが、州内で感染者がいることのお知らせ
3月5日・・・
- 改めて感染予防方法についてより具体的な告知
- 学校の"high touch”部分(頻繁に不特定多数が接触する物:ドア取っ手、机などに加え、デスクトップPCやChromebook、タブレットなどの消毒方法や頻度の情報開示(マイクロファイバーに過酸化水素クリーナーをつけて消毒)
- 郡保険局から休校を指示された場合のオンライン学習維持方法(Teleschool:テレスクール)の案内
テレスクールについては、
- 実施された場合、必要な家庭に対してChromebook(台数不明)が貸与されること
- 自宅でGoogle Classroom,Google Hangouts,Messaging Platform(EメールやSocialmediaなど)が機能するかの確認依頼
などの案内がありました。(子ども達は学校でGoogle Slide,Google Documents,Google Sheetsなどは使用経験あり)
さらに今日も改めて、繰り返し予防方法についてのガイドラインが送られてきましたが、こんな中でも、カリフォルニアの保健当局は”マスクは効果がない”としてくしゃみをするときは
という方法を推奨。街中のドラッグストアからマスクは消えていますが、我が家近辺でマスクをつけている人は誰もいない、という怪現象。(都市部に行くとたまに見かける程度→3月下旬頃からどこで買ったの??というくらいマスクをしている人が増えてきました)
私の通っているESLでは、以前は風邪症状のある人は来ないでね、程度でしたが非常事態宣言後は予防方法のレクチャー&旅行予定の有無を聞かれ、旅行の予定がある人は帰ってきてから2週間は登校禁止のルールに変更。より厳しくなりました。
最後に、校長先生から各家庭で子どもと新型コロナウィルスについて話し合ってみて、とおススメされたコミックのリンクを載せておきます。(ラジオ局、NPRのサイト)
- 新型コロナウィルスからあなたを守るためにたくさんの人が仕事をしているから心配しなくてもいいんだよというメッセージ
- どの国から来たか、見え方(マスク)の違いで人を判断してはいけない
- 多くの症例では重症化しない、それはまるでマイルドサルサのよう、という例え
がアメリカらしい伝え方だと感じました。引き続き、今後の動きにも注目です。
追記
3/9
ESLを含む全ての学校のパソコン取り扱い規定が変わり、終了後の清掃義務付け
3/10
クルーズ船、グランドプリンセス下船者の一部は、近隣にある州所有のホテルで待機中という情報が入る
3/12
マスク、消毒液に加えて米、水もスーパーで品薄状態。トイレットペーパーはまだあり。隣の市、隣の学区などで学校が27日まで閉鎖決定。観光施設の閉鎖始まる。放課後プログラムの延期決定、オープンハウス、今月中のフィールドトリップ中止の決定。
3/13
図書館、市営プールなどの閉鎖開始。国家非常事態宣言、3月中の郡内全ての休校決定。
3/16
テレスクール(Distance Learning)開始
3/17
住んでいる地域で不要不急の外出以外は自宅待機のShelter in Place Order発令。(3/18~4/8)
3/19
カリフォルニア全土に外出禁止令発令
3/23
日本でアメリカからの入国制限開始
3/31
休校期間が春休み明け→5月上旬→夏休み明けまで延長
4/3
住んでいる地域のShelter in Placeが4/8まで→5/3までに延長
4/6
セキュリティの問題で、学区内でZoom使用禁止が決定
4/30
マスクなど顔を覆うものを身に着けるFace Covering Orderの発令
5/1
Shelter in Place Orderの延長→5/31まで、一部ビジネス制限の解除、ビーチ利用時の厳格化
5/27
Shelter in Place Orderの拡張としてStage2※への移行が承認される
5/30
Stage2開始
※
Stage1・・・Shelter in place Order(Stay-at Home Order)Essential Business Only
不要な外出禁止。ガソリンスタンド、スーパー、銀行、病院など生活に不可欠な業種のみ
Stage2・・・工事、ゴルフ場、カーウォッシュ、ガーデニング、ペットグルーミング、学校、ショッピングモール(一部先行リオープンあり、今までと同じ方法ではなく、十分な対策を取った新しい形)
正式な承認を得てから→ダインインのレストラン、ヘアサロン
Stage3・・・旅行者向けホテルやロッジ、図書館、動物園、ミュージアム
Stage4・・・ここでようやくStay at Orderの終わり。大規模集客イベント(コンサートや展示会、スポーツ観戦など)
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